セキュリティ対策が重要と言われているけれど、何をすればいいかわかりません
基本から教えてもらいたいです
セキュリティ対策の基本と対策方法について知りたいのね。
インターネットやスマホが当たり前になった今、誰もが押さえておくべき基本をお伝えします。
デジタル化が進む現代社会で、パソコンのセキュリティ対策は欠かせません。しかし、具体的にどのような対策を取るべきか、多くの人が戸惑っているのが現状です。
本記事では、パソコンのセキュリティ対策について、基礎知識から具体的な方法まで幅広く解説します。自分に合ったセキュリティ対策を効果的に実施する方法を知り、毎日の生活に役立ててください。
まずはお試し!60日間の返金保証!
セキュリティ対策の基礎知識
セキュリティ対策は、パソコンを使用するうえで大切な情報を守るために必要不可欠です。セキュリティ対策の基礎知識として、以下の2点を解説します。
- セキュリティ対策の重要性
- セキュリティ対策を怠った場合のリスク
セキュリティ対策の重要性
セキュリティ対策は、インターネットを安全に利用し、個人情報や銀行・クレジットカード情報など金銭に関する情報を守るために必要です。対策を怠ると、ウイルス感染に感染してしまったり、重要な情報が漏洩してしまったり、さまざまなリスクが発生します。
セキュリティ対策は難しいものではなく、簡単にできることから始めれば十分です。パスワードを複雑なものとして定期的に変更したり、不審なメールを開かないようにするだけでも、リスクを大きく減らせます。
セキュリティ対策を怠った場合のリスク
セキュリティ対策を怠った場合のリスクは、以下のとおりです。
- 個人情報や機密データの漏洩
- オンラインバンキングの不正利用
- SNSアカウントの乗っ取り
- ランサムウェアによるファイルの暗号化と身代金要求
- フィッシング詐欺
- マルウェア感染によるデバイスの動作不良やデータ損失
セキュリティ対策を怠ると、個人はもちろん企業にも大きな影響があります。
知的財産や企業秘密の流出はビジネスに深刻なダメージを与えます。
セキュリティ対策の種類
以下の3つの方法を適切に組み合わせれば、強固なセキュリティ対策を実現できます。
- 技術的対策
- 物理的対策
- 人的対策
技術的対策
技術的対策は、ソフトウェアやハードウェアを使って悪意ある攻撃から大切な情報を守る方法です。主な技術的対策には、以下が挙げられます。
- ファイアウォール (企業向け)
- ウイルス対策ソフト (企業・個人)
- OSやソフトウェアの自動更新 (企業・個人)
- 強力なパスワード (企業・個人)
- データの暗号化 (企業・個人)
技術的対策の中でも個人の利用者にとって特に重要なのは、強力なパスワード、ウイルス対策ソフトそしてデータの暗号化です。
強力なパスワードはすべての基本です。ウイルス対策ソフトは、コンピューターウイルスからパソコンを守ります。適切な設定や、OSやソフトウェアを常に最新の状態に保つことも欠かせません。
Windows0 Pro以上のパソコンのディスクは、BitLocker機能で暗号化できます。BitLocker機能を試用すればノートパソコンを万一紛失しても、ディスク上のデータを盗み見られることがありません。
最近は情報漏えい対策機能が付与されたUSBメモリが販売されています。名簿などの個人情報や、仕事の重要なデータを持ち運ぶ必要がある場合は、暗号化機能付USBの利用を検討しましょう。
企業に限らず、PTAの引継資料なんかもUSBを使うなら暗号化機能付が安心ですね。
\万一の紛失にもデータの盗難から守られる/
物理的対策
物理的なセキュリティ対策は、デジタル世界だけでなく現実世界で情報を守るために重要です。重要なデータが入っているパソコンやUSBメモリなどの機器は、置き忘れや紛失・盗難に気を付けましょう。
企業であれば、データの機密度に応じて、入退室管理されている部屋に置く、鍵のかかる引き出しや金庫に保管するなどの対応を検討しましょう。
重要な書類や個人情報が記載された文書は、シュレッダーで裁断してから捨ててください。情報が第三者の手に渡るリスクを減らす必要があります。USBメモリなどの外部記憶媒体の管理にも注意が必要です。外出時には持ち歩かないといった習慣も重要です。
パソコンを作業するときは、画面の見えない場所を選び、離席時は持ち運ぶか最低でも画面ロックをしましょう。重要な情報を扱うときは、周りに人がいないか確認するのも大切です。
カフェや電車でパソコンを使って仕事をしている人も多いけれど、大丈夫なのかしら
パソコン操作していると、つい1人の世界に入り込んでしまうけれど、画面を覗かれるリスクがあることは常に意識する必要があるわね。
人的対策
いくら技術的、物理的に強固にデータを守ったとしても、最後の砦は人です。
パスワードがかかっていても、暗号化されていても、あなたがが使うときにはデータはアクセスできる状態になっています。そのデータを自ら漏らしてしまったら元も子もありません。
データを盗もうとする詐欺の手法は日々巧妙になっています。セキュリティに対する意識を高め、常に警戒心を持つことが人的対策の基本です。人的対策は、ユーザー自身の高いセキュリティ意識と行動から成ります。
具体的には、以下のような行動を心がけましょう。
- 不審なメールや添付ファイルを開かない
- 見知らぬ人からのメールに記載されたリンクをクリックしない
- パスワードは複雑なものを使用し、定期的に変更する
- 他人にパスワードを教えない
- 公共のWi-Fiでの機密情報の送受信を避ける
- ソーシャルメディアでの個人情報の公開を控える
- セキュリティ関連の最新情報を定期的にチェックする
- 不要なアプリやソフトウェアをインストールしない
- コンピューターを離れる際は画面ロックまたはログアウトする
一つひとつは簡単な行動でも、日常的な意識を高めるとセキュリティ環境を大きく向上させられます。
一般的なセキュリティリスクと対策
一般的なセキュリティリスクと対策として、以下の5点を解説します。
- ウイルス感染のリスクと対策
- 不正侵入のリスクと対策
- 情報漏洩のリスクと対策
- フィッシング詐欺のリスクと対策
- ランサムウェアのリスクと対策
ウイルス感染のリスクと対策
ウイルス感染は、最も一般的で深刻なセキュリティリスクです。ウイルスに感染すると、個人情報の流出や金銭的被害、パソコンの動作不良など、さまざまな問題が発生します。ウイルス対策の基本は、信頼できるウイルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保つことです。
日々のパソコンの使用においても注意が必要です。不審な添付ファイルやリンクは開かないようにしましょう。送信者が不明な場合は、特に慎重さが求められます。
OSやソフトウェアも最新の状態に保ってください。ウイルス感染は、古いソフトウェアの脆弱性を突いて起こるケースが多いです。定期的な更新により、脆弱性の修正ができます。
1つのソフトで6台まで保護できる!
不正侵入のリスクと対策
不正侵入とは、パソコンに勝手に入り込み、大切な情報を盗んだり、システムを破壊したりする行為を指します。不正侵入のリスクを防ぐためには、ファイアウォールの使用が効果的です。ファイアウォールとは、悪い人が勝手に入って来るのを防ぐ壁のようなものです。
パスワードは簡単に破られないよう、長くて複雑なパスワードを使い、定期的に変更しましょう。使用していないアプリケーションは、停止しておくと不正侵入の可能性を減らせます。情報の暗号化や二段階認証、VPNの使用なども有効な対策です。
情報漏洩のリスクと対策
パソコンやスマートフォンを使う際は、常に情報漏洩のリスクを意識する必要があります。情報漏洩が起こる主な原因には、以下が挙げられます。
- 機密情報の不適切な取り扱い
- USBメモリなどの紛失や盗難
- マルウェアによるデータ窃取
- 公共Wi-Fiでの通信傍受
機密情報を守るための対策として、重要なデータは暗号化して保存しましょう。Windowsの「BitLocker」の機能を使用すれば、ハードディスク全体を暗号化できます。USBメモリなどの外部記憶媒体の取り扱いには注意が必要です。
重要なデータを保存する場合は、パスワードで保護してください。マルウェア対策として、信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことも大切です。公共Wi-Fiを利用する際は、VPNを使い通信を暗号化すれば、傍受のリスクを減らせます。
フィッシング詐欺のリスクと対策
フィッシング詐欺とは、個人情報を狙った悪質な手口です。偽サイトやメールを使って、銀行やクレジットカード会社になりすまし、大切な情報を盗みます。
フィッシング詐欺から身を守るためには、メールのURLをよく確認し、不審なリンクはクリックしないことが重要です。個人情報の入力を求められたら、公式サイトを確認してください。オンライン銀行サービスを利用するときは、公式アプリや公式サイトを使いましょう。
フィッシング対策ツールやセキュリティソフトを使用し、常に最新の状態に保つのも効果的です。二段階認証を設定し、パスワードも定期的に変更してください。銀行などの金融機関が電話やメールで個人情報を尋ねることはありません。不審な連絡を受けた場合は、直接金融機関に確認しましょう。
ランサムウェアのリスクと対策
ランサムウェアは、パソコンのファイルを勝手に暗号化し、解除するための身代金を要求する危険なマルウェアです。感染すると大切なデータが使用できなくなります。ランサムウェアは主に、怪しいメールの添付ファイルを開いたり、不審なリンクをクリックしたりして感染します。
ランサムウェアの対策として、以下の方法が有効です。
- データのバックアップをとる
- クラウドストレージを活用する
- OSやソフトウェアを定期的に更新する
- 不審なファイルはダウンロードしない
- セキュリティソフトを使用する
- 怪しいポップアップ広告に注意する
- 公共のWi-Fiを使うときは重要情報のやり取りをしない
万が一ランサムウェアに感染した場合は、あわてて身代金を払わないようにしましょう。専門家に相談し、最善の対処法を聞くのをおすすめします。
» ランサムウェアの概要や感染経路、効果的な対策方法を詳しく解説
個人でできるセキュリティ対策
個人でできるセキュリティ対策は、日常的な習慣を少し変えるだけでも効果的です。以下の4つの方法を紹介します。
- 強力なパスワードを設定する
- 2段階認証や多要素認証を有効化する
- ソフトウェアを定期的にアップデートする
- 不審なメールやリンクを開かない
強力なパスワードを設定する
推測しやすいパスワードを使用すると、大切な情報が盗まれる可能性が高いです。強力なパスワードを作成するためのポイントは、以下のとおりです。
- 12文字以上の長さにする
- 大文字と小文字を混ぜる
- 数字を入れる
- 記号を使う
- 個人情報や単純な言葉を避ける
「I love cats!」をもとに「1L0v3C@t5!2023」のようなパスワードを作ると複雑化できます。強力なパスワードを覚えるのは大変なため、パスワード管理ツールの利用をおすすめします。
同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは避けてください。1つのサービスでパスワードが漏れると、他のサービスも危険にさらされます。パスワードは3か月に1回程度の頻度で変更すると、より安全に使用できます。
»【覚えやすくて安全性高い】パスワードの作り方と管理方法を徹底解説!
私はパスワード管理には1Passwordという有料ツールを使用してます。
パソコンとスマホで一元管理でき、クレジットカードや診察券番号などのパスワード以外の情報も管理できるのでとても便利です。
メーカー公式より4,078円もお得!
2段階認証や多要素認証を有効化する
2段階認証や多要素認証の有効化は、パスワードに加えて別の方法でも本人確認を行う機能です。不正アクセスのリスクを減らすのに効果的です。主要なSNSやメールサービス、オンラインショッピングサイトなど、多くのサービスで利用できます。
基本的な手順としては、アカウントの設定画面から2段階認証の項目を探し、認証方法を選びます。一般的な認証方法は、SMSや電話、指紋認証などです。顔認証や特定のスマートフォンアプリを開く方法を採用している場合もあります。設定が完了したら、次回ログイン時から複数の認証が必要です。
2段階認証や多要素認証を使うと、万が一パスワードが漏れても、別の認証が必要なため、アカウントを守れます。
一方で認証に使うスマートフォンをなくしたり、SMSが届かなかったりすると、本人もログインできなくなるため注意しましょう。
ソフトウェアを定期的にアップデートする
ソフトウェアのアップデートには、最新の脆弱性対策や機能改善が含まれているため、常に最新の状態を保つことは大切です。OSの自動アップデート機能を有効にすれば、アップデートを確認する手間を省けます。Windows Updateを定期的に確認し適用するのも良い方法です。
ブラウザを最新版に保つのも忘れないようにしましょう。アップデートを行う際は、データのバックアップを取っておくと安心です。更新後は正常に動作するか確認してください。使っていないソフトは削除すると、不要なセキュリティリスクを軽減できます。
定期的なアップデートを心がけると、セキュリティの穴を塞ぎ、安全にパソコンを使えます。面倒に感じますが、大切な情報を守るために忘れずに行いましょう。
不審なメールやリンクを開かない
不審なメールやリンクを開くと、ウイルス感染や個人情報の流出などの危険があるので注意が必要です。具体的には、以下のポイントに注意しましょう。
- 送信者が不明または怪しいメールは開かない
- 添付ファイルは慎重に扱う
- URLリンクは正規のものか確認してからクリックする
- 個人情報を安易に入力しない
- 公式サイトやアプリからのメールかどうか確認する
- スパムフォルダを定期的にチェックし、誤振分けに注意する
- HTMLメールの自動表示を無効にする
- 不審なポップアップ広告やバナーをクリックしない
- 心当たりのない請求や当選通知には反応しない
企業向けのセキュリティ対策
企業向けのセキュリティ対策は、個人向けよりもさらに包括的な対策が必要です。主な対策には、以下が挙げられます。
- 社内ネットワークのファイアウォールやIDS/IPSを導入する
- 全従業員に対するセキュリティ教育を実施する
- アクセス権限を厳格に管理する
- 重要データの暗号化とバックアップを徹底する
社内ネットワークのファイアウォールやIDS/IPSを導入する
ファイアウォールやIDS/IPSの導入は、不正アクセスや攻撃から企業の大切な情報を守るために有効です。ファイアウォールは、ネットワークの出入り口を見張る門番のような役割を果たします。社内と社外のやりとりを監視し、怪しい通信を阻止します。IDS/IPSは、不正な侵入や攻撃を見つけて防ぐ仕組みです。
導入には専門的な知識が必要なため、ITに詳しい人や外部の専門家に相談するのがおすすめです。正しく設定して使えば、社内ネットワークをより安全に保てます。
全従業員に対するセキュリティ教育を実施する
定期的な教育プログラムで従業員のセキュリティ意識を高め、最新の脅威に対する理解を深めましょう。具体的には、以下の内容の教育を行えます。
- フィッシング攻撃の見分け方と対処法
- 安全なパスワードの作り方と管理方法
- ソーシャルエンジニアリング攻撃への対応方法
- 機密情報の適切な取り扱い方
教育プログラムでは、実際の事例を用いたロールプレイングや、クイズ形式のテストなどを取り入れると、より理解が深まります。在宅勤務が増えている昨今では、自宅でのセキュリティ対策について指導するのも大切です。会社のデータを扱う際の注意点や、安全なネットワーク環境の構築方法などを教えましょう。
定期的な教育と従業員の意識向上により、会社全体のセキュリティレベルを高められます。人的なミスによるセキュリティリスクを防ぐためにも、全従業員への教育は欠かせません。
アクセス権限を厳格に管理する
アクセス権限を厳格に管理すると、情報漏洩や不正アクセスのリスクを大幅に減らせます。必要最小限のアクセス権限を付与する原則を適用し、厳格に管理するのが大切です。ユーザーアカウントとグループを設定し、定期的に権限の見直しをしましょう。
重要データにアクセスする特権アカウントは、特に慎重に制限と監視を行う必要があります。アクセスログの記録と確認を行い、不審な行動の早期発見も欠かせません。退職者のアカウントは即時無効化し、共有アカウントの使用は最小限に抑えましょう。多要素認証を導入すると、さらなるセキュリティ強化ができます。
重要データの暗号化とバックアップを徹底する
重要データの暗号化とバックアップは、大切な情報を守り、万が一の事態に備えるために重要です。ファイルやフォルダを暗号化すれば、万が一パソコンを盗まれた際に情報漏洩のリスクを減らせます。定期的なバックアップは、ランサムウェア被害や機器の故障に備えるのに役立ちます。
自動バックアップシステムを導入すると、手間をかけずに定期的なバックアップがしやすいです。複数世代のバックアップを保持しておくと、より安全です。バックアップしたデータは定期的に復元テストを行い、必要なときに確実に使えるか確認しておきましょう。
まとめ
セキュリティ対策は、個人や企業にとって不可欠です。
個人ができる対策としては、以下の基本的な項目を徹底しましょう。
- ウイルス対策ソフトの導入と定期的な更新
- 強力なパスワード設定と定期的な変更(あれば2段階認証を利用)
- ソフトウェアの定期的なアップデート
- 不審なメールやリンクに対する注意
- 重要データの暗号化と定期的なバックアップ
セキュリティ対策は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ習慣化することで、効果的にリスクを減らせます。
1つ1つは難しくないことの積み重ねが大事だとがよくわかりました!
この記事で紹介した対策を実践し、安全なパソコン環境を維持しましょうね。