突然、銀行からアカウント停止のメールが来たの。本当か不安だけど、どうやって確認すればいいのかな。
スマホに届いた宅配業者からのメッセージ、なんか怪しかったのにうっかりリンクをクリックしてしまった…どうしたらいい?
届いたメッセージが本物かわからないと、不安ですよね。
フィッシング詐欺の被害は近年大幅に増加し、私たちの日常に大きなリスクを及ぼしています。
メールやSMS、SNSを通じて巧妙に送られてくるフィッシングメッセージは、一見すると公式からの通知のように見えますが、うっかりクリックしてしまうと、個人情報の漏えいや不正利用に繋がりかねません。このような詐欺の被害を防ぐためには、詐欺手口や防止策を知り、適切な対策を取ることが大切です。
フィッシング詐欺の被害を防ぐために重要なのは以下の3点です。
- 怪しいリンクはクリックしない
- 公式サイトやアプリから直接アクセスする
- ウイルス対策ソフトを導入して最新の状態に保つ
この記事では、フィッシング詐欺の手口や最新の対策法を詳しく解説し、安全にインターネットを利用するためのポイントをお伝えします。
具体例や体験談も交えながら、フィッシング詐欺からあなたとご家族を守るために役立つ情報をお届けします。
フィッシング詐欺とは?その基本を理解しよう
フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を搾取する行為です。
引用元:フィッシング対策協議会
フィッシング詐欺は、信頼できる企業や金融機関を装い、メールやSNS、メッセージで個人情報を不正に入手する詐欺行為です。
迷惑メールのフィルター機能が高性能な gmail などのアドレスを常に使用していると、あまり目にする機会がないかもしれません。
30年以上使用している私の個人メールアドレスには、毎日山のようにフィッシングメールが届きます。
フィッシング詐欺の脅威は、すべての人の身の回りに常に潜んでいます。あなたには届かなくても友人はご家族には届いているかもしれません。
フィッシング詐欺から身を守る方法について、学んでいきましょう
フィッシング詐欺の概要
主な目的は、個人のクレジットカード情報、銀行口座情報、パスワードなどの機密情報を盗み取ること。
被害者は金銭的損失を被ったり、個人情報が悪用されるリスクを負うことになります。
例えば、銀行や通販サイトからの「不正アクセスがありました」や「アカウント情報の確認をお願いします」といった緊急メッセージが送られ、ユーザーを不安にさせます。本文中にあるリンクをクリックすると偽サイトに誘導され、そこで情報を入力してしまうケースが多発しています。
フィッシング詐欺の犯人は、利用者の不安な心理を巧みに利用し、リンク先やメール内容も本物そっくりに作り込むことで、被害者が偽装に気づかないようにしています。
自分は詐欺にはダマされないと思っていても、よく使うサービスのメールだと誤ってクリックしてしまうことがあります
近年のフィッシング詐欺の急増背景
近年、フィッシング詐欺は手口を大きく変化させ、増加の一途をたどっています。
背景には、インターネット利用の普及、オンラインバンキングやショッピングの増加が大きな要因として挙げられます。特に新型コロナウイルス感染症の影響で非対面のサービス利用が急増し、それに伴いフィッシング詐欺も多様化しました。
令和5年の被害額は80億円以上なのよ(※)
(※)引用元:警察庁・金融庁資料 フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について(注意喚起)
フィッシング詐欺は単なるメールだけではなく、LINEやTwitterなどのSNS、QRコードを利用する手法、アプリに偽装した詐欺など、非常に多様化しています。
AI技術を利用してメッセージや声を本物そっくりに模倣する「ディープフェイク」技術も利用されるケースが増え、さらに見分けにくい詐欺へと進化しています。
フィッシング詐欺の特徴とリスク
フィッシング詐欺の特徴として、「緊急の対応」を促すことが多い点が挙げられます。
例えば「あなたのアカウントに不審なアクセスが確認されました。今すぐ対処が必要です」というようなメッセージで焦りを引き起こし、無意識にリンクをクリックさせる手口です。
フィッシング詐欺に引っかかると、被害者は大きなリスクを負うことになります。特に金銭的な損害が最も大きなリスクですが、盗まれた個人情報が悪用され、さらに別の犯罪に利用される可能性もあります。また、インターネットやメールでの活動そのものに対して不安を感じるようになり、利用に対する心理的な影響も少なくありません。
フィッシング詐欺の主要な手口とその対策方法
メールによるフィッシング詐欺
メールによるフィッシング詐欺は、最も一般的な手口です。
犯人は、銀行や有名なサービスプロバイダのロゴやフォーマットをコピーし、正規の通知や連絡メールに似せたメールを送ってきます。例えば「アカウントの更新が必要です」「セキュリティ強化のためパスワードを再設定してください」といった緊急性の高い内容がよく見られます。
詐欺メールの見分け方として、送信元のアドレスが正規のものと異なることが挙げられます。また、本文中にあるリンク先のURLが公式サイトとわずかに異なる場合が多く、細かい誤字脱字や文体の違和感もヒントになります。
メールに記載されているリンクはクリックせず、必ず公式サイトに直接アクセスして確認することが大切です。
SMSフィッシング(スミッシング)
SMSフィッシング、または「スミッシング」は、テキストメッセージを使ったフィッシング詐欺の一種です。
犯人は、配達通知や銀行からの確認メッセージを装って、「このリンクから配送ステータスを確認してください」「不審なアカウントアクセスが確認されました」といった内容のメッセージを送ってきます。
こうしたSMSのリンクをクリックすると、偽サイトに誘導されてしまいます。
スミッシング対策としては、送信者が見覚えのない番号である場合や不自然なメッセージが届いた場合は、リンクを開かず無視することが有効です。また、スマートフォンの設定で迷惑メッセージフィルタを使用し、信頼性の低い番号からのSMSを自動的にブロックする方法もおすすめです。
電話フィッシング(ボイスフィッシング)
ボイスフィッシングは、直接電話をかけて個人情報を盗み取る手口です。
銀行の担当者や警察官を名乗り、被害者に対して「あなたの口座が不正利用されています。対策が必要です」などと伝え、情報提供を求めます。さらに、金銭的な被害を未然に防ぐための処置を提案し、指示に従わせることで金銭を奪い取ります。
ボイスフィッシング対策としては、電話で個人情報やアカウントの詳細を求めることはまずあり得ないという基本を押さえておくことが重要です。
怪しいと感じた場合は、即座に電話を切り、各種機関の公式番号に直接連絡することを徹底しましょう。また、不審な電話番号からの着信を自動で拒否できるよう、スマートフォンの通話フィルタ機能を活用するのも有効です。
相手は詐欺師です。普段の常識にとらわれず、電話をそのまま切りましょう。
SNSやアプリを悪用したフィッシング詐欺に注意
FacebookやInstagramでの詐欺手口
SNSを利用したフィッシング詐欺は、FacebookやInstagramなど、ユーザー数の多いプラットフォームを通じて行われます。詐欺師はSNS上で公式アカウントに似せた偽アカウントを作り、「当選おめでとうございます!詳細はこちらからご確認ください」などといった投稿やメッセージを送信します。
リンクを開くと偽サイトに誘導され、個人情報やクレジットカード情報を入力させる手口です。
SNSでフィッシング詐欺を見分けるポイントは、公式のアカウントかどうかをしっかり確認することです。公式マークがついていないアカウントからのメッセージやリンクは無視し、絶対に個人情報を入力しないようにしましょう。
アカウントのプロフィールや投稿内容に違和感がないかを見極めることも重要です。
偽物はフォロワー数が圧倒的に少ないので、フォロワー数もポイントよ!
DMで送られてくるうまい話はみんな詐欺。
インフルエンサーは知らない個人宛にDMしません。
LINEなどメッセージアプリを使ったフィッシング
LINEなどのメッセージアプリでも、友人や知人を装ったフィッシング詐欺が増加しています。
詐欺師は不正に入手したアカウントを使って「今すぐ見てほしいリンクがあるんだ」などと送信し、リンク先で情報を盗み取ります。特に、知人からのメッセージであれば安心してしまい、思わずリンクをクリックしてしまうケースが多いです。
LINEなどでのフィッシング対策には、不審なリンクが送られてきた際、送信者本人に確認する方法が効果的です。
電話で直接確認するなどして、相手が本当にリンクを送ってきたのかを確認しましょう。また、LINEのプライバシー設定を強化し、知らない相手からのメッセージ受信をブロックする機能も活用すると良いです。
QRコードを利用した詐欺手口
QRコードを利用したフィッシングも近年増加している手口です。
街中やお店のチラシ、イベント会場などで配布されるQRコードの中に偽サイトへ誘導するコードが含まれている場合があります。このQRコードをスマートフォンでスキャンすると、見た目には公式のように見えるが実際には偽のログインページや情報入力ページに飛ばされ、そこで情報を入力してしまいます。
QRコードを利用した詐欺を防ぐには、出所の不明なQRコードは避けることが基本です。また、信頼できるQRコードスキャナアプリを利用すると、スキャン前にURLの確認ができる機能があるため、利用するのもおすすめです。特に、公式のQRコードアプリやブラウザを通じて確認すると安心です。
知っておくべきフィッシング詐欺の兆候と疑うべきサイン
リンク先のURLの確認方法
フィッシング詐欺を防ぐためには、リンク先のURLを確認することが重要です。偽装されたURLは、本物のURLとよく似せて作られています。
たとえば以下のような、一目見ただけでは本物と区別がつきにくいURLを使います。
- 「amaz0n.com」:o(オー)が0(ゼロ)になっている
- 「paypa1.com」:l(エル)が1(イチ)になっている
- 「www.bank.security-check.com」:サブドメインを使用して公式に見せかけている
リンク先のURLを確認する際は、まず公式サイトのURLと完全に同じかをチェックし、少しでも違和感がある場合は開かないようにするのが基本です。
HTTPSの「鍵」マークがついていることも信頼性の一つですが、偽サイトにも鍵マークが使われるケースが増えているため、過信は禁物です。
メールやSMSの不審点
フィッシング詐欺のメッセージにはいくつかの特徴があります。
- 文体が不自然
- 本文に誤字脱字が多い
- 慌てさせるメッセージが強調されている
詐欺メッセージでは、リンクを急いでクリックさせようと「今すぐ対応してください」といった文言が強調されているケースが多いです。慌てず冷静に内容を見直すことが大切です。
メールやSMSに直接返信せず、公式サイトの問い合わせ先やサポートに連絡することで、安全性を確かめることができます。
詐欺メールって、翻訳結果そのままの不自然な日本語のメールだからすぐわかるよね。
少し前まではそうだったのだけど、最近はAIの進化で、より自然な文体のフィッシングメールが増えているの。文体だけに頼らないようにしてね。
警告メッセージと偽のポップアップ
フィッシング詐欺では、パソコンやスマートフォンに突然「ウイルス感染しています」「今すぐ修正が必要です」といった警告メッセージを表示させ、不安を煽る手口もあります。
ポップアップで表示され、クリックを促し、フィッシングサイトや偽のセキュリティソフトのインストールページに誘導されます。
こうした警告メッセージが表示された場合も、慌ててクリックせずに一度冷静になることが重要です。
実際のセキュリティソフトやオペレーティングシステムからの通知であれば、メッセージ内容や提供元を確認できるため、公式の手順で対応を確認しましょう。また、ブラウザやアプリの設定でポップアップブロックを有効にし、詐欺メッセージが表示されるリスクを低減するのも効果的です。
フィッシング詐欺に遭った場合の対処方法
被害を受けた際の初期対応
フィッシング詐欺に遭ってしまった場合、素早い初期対応が被害を最小限に抑えるカギとなります。
詐欺サイトに個人情報やクレジットカード情報を入力してしまった場合、すぐにクレジットカード会社や銀行に連絡を入れ、カードの停止やアカウントの凍結を依頼しましょう。必要に応じて、パスワードの変更も早急に行うことで、さらなる被害を防止できます。
個人情報が盗まれた場合は、公式のサポートに相談してアカウントを監視してもらうことも大切です。
パスワードが盗まれてしまい、同じパスワードを他のサイトで使い回している場合は、他のサイトのパスワードも急ぎ変更しましょう。
盗まれたパスワードは闇サイトで売買されます。パスワードの使い回しは本当に危険です
被害届の提出と警察への相談
詐欺被害に遭った場合、警察に被害届を提出することも検討しましょう。
特に金銭的な損失が発生している場合や、詐欺行為が組織的なものである場合、警察に相談することで捜査が進む可能性があります。警察では「サイバー事案に関する相談窓口」が設けられており、オンライン上の詐欺についても対応しています。
詐欺に関する詳細な情報(不審なメールやメッセージの内容、詐欺サイトのURLなど)を提供することで、事件解決や同じフィッシングメールによる被害の予防に役立てられます。
今後の被害防止と再発防止策
一度フィッシング詐欺に遭った場合、さらなる被害を防ぐために対策の強化が重要です。
- パスワードの使い回しは避け、定期的に変更
- 2段階認証機能の利用
- ウイルス対策ソフトを導入
すべてのアカウントのパスワードを定期的に変更し、使い回しは避けましょう。
2段階認証機能の利用で、ログイン時のセキュリティを強化できます。2段階認証は、通常のパスワードに加えてSMSやアプリによる確認コードを求めるため、第三者による不正ログインのリスクを低減できます。
ウイルス対策ソフトを導入し、リアルタイムのフィッシングサイト検出機能を活用することも効果的です。ウイルス対策ソフトは、詐欺サイトをブロックしたり、不審なメールを自動的にスキャンしたりする機能を持っているため、被害防止につながります。
フィッシング対策としての自己防衛方法
リンクを開く前のチェックリスト
フィッシング詐欺を防ぐためには、リンクを開く前に慎重にチェックすることが重要です。
まず、リンク先のURLを確認し、不自然なサブドメインや数字の羅列などが含まれていないか注意を払いましょう。また、「https://」から始まるURLであり、URLの横に鍵マークが表示されていることも確認ポイントの一つです。
最近では鍵マークを使った偽サイトも増えているため、公式サイトの正確なURLと一致しているかの確認が不可欠です。
リンクをクリックする前に、マウスをリンク上に置くことでURLが画面下部に表示される機能を活用すると、誤クリックを防げます。
怪しいリンクは決して開かず、公式アプリやウェブサイトから直接アクセスする習慣を持ちましょう
信頼できる連絡方法と公式サイトの利用
フィッシング詐欺のリスクを減らすためには、公式の連絡手段や公式サイトを利用するのが確実です。
たとえば、銀行や通販サイト、SNSのアカウントに関する連絡が来た際には、メッセージ内のリンクを利用するのではなく、必ず公式サイトやアプリを通じてログインし、アカウント情報を確認しましょう。
カスタマーサポートやヘルプデスクも、公式サイトからアクセスした連絡先を使うことが安全です。
普段から信頼できる連絡手段やアクセス方法を意識することで、フィッシング詐欺に引っかかるリスクを大幅に下げられます。多くのフィッシングは「急いで対応する必要がある」と不安を煽ってきますが、焦らずに公式のルートから情報を確認しましょう。
セキュリティ意識の向上
フィッシング詐欺を防ぐには、日常的に注意を払い、セキュリティ意識を持つことが大切です。
たとえば、定期的にパスワードを変更し、複雑で他では使っていないパスワードを設定するのも効果的です。また、重要なアカウントには2段階認証を設定し、追加のセキュリティレイヤーを備えることをおすすめします。2段階認証により、パスワードが漏洩したとしても他人がアクセスするのは非常に難しくなります。
家族や同僚ともフィッシング詐欺に関する情報を共有し、お互いに警戒心を持つことも役立ちます。
フィッシング詐欺の手口は絶えず進化しているため、最新の事例や防止策を学び続けることが、リスクを減らすための最善策です。
ウイルス対策ソフトの重要性とその活用方法
ウイルス対策ソフトがフィッシングを防ぐ仕組み
ウイルス対策ソフトは、フィッシング詐欺から身を守るために重要な役割を果たします。多くのウイルス対策ソフトには、リアルタイムで不審なサイトやフィッシングリンクを検出する機能が備わっています。
フィッシングサイトにアクセスしようとすると警告が表示され、安全なサイトへ戻るよう案内されます。また、スパムフィルタやメールのスキャン機能も含まれているため、詐欺メールを受信するリスクが軽減されるでしょう。
フィッシング詐欺の手口は常に進化しているため、ウイルス対策ソフトを常に最新の状態にしておきましょう。最新の脅威データベースがアップデートされている状態であれば、新たなフィッシングサイトや不審なリンクにも迅速に対応できるため、安心してインターネットを利用できます。
最新のウイルス対策ソフト導入のメリット
ウイルス対策ソフトは、日々更新される脅威データベースによって、最新のフィッシング詐欺手口に対応できるように設計されています。最新のウイルス対策ソフトでは、メールフィルタ機能が強化されており、フィッシングメールを自動で判別し、受信トレイに届く前に削除される機能を持つものも増えています。
リンクの検出機能も強化されており、クリック前にURLの安全性をチェックできるため、偽サイトに誘導されるリスクを減らすためには欠かせません。
パスワード管理機能が付属してるウイルス対策ソフトでは、強力なパスワードを自動生成したり、簡単にアクセスできる方法で管理できるようになるため、セキュリティのさらなる強化に効果的です。
おすすめのウイルス対策ソフトと選び方
ウイルス対策ソフトにはさまざまな種類がありますが、フィッシング詐欺の対策には、メールやウェブスキャン機能が強力なソフトが効果的です。たとえば、「ノートン」や「マカフィー」、「ウイルスバスター」などは、多層的なセキュリティ機能とフィッシング検知機能が充実しており、初心者でも使いやすい設計となっています。これらのソフトはリアルタイムでのスキャン機能も高性能で、不正なリンクにアクセスしようとした際にすぐに警告を表示します。
無料のウイルス対策ソフトもありますが、より高度なフィッシング対策を望むなら、有料版を選ぶ方が安全です。有料版にはサポートが含まれており、万が一トラブルが発生した場合に迅速に対応してもらえるため、安心して利用できます。
フィッシング詐欺の具体例と実際の体験談
フィッシングサイトの具体例
具体例の1つ目は私せきゅりこに実際に届いたフィッシングメールを取り上げてみましょう
TS CUBIC CARDという実際に存在するカードから、「お支払い予定金額のご案内 ENEOSカード」という件名のメールが届きました。
私はTS CUBIC CARDを持っていないため、詐欺メールであることは一目でわかるのですが、今回は「あえて」メール内のリンクをクリックしてみました(みなさんは絶対にマネしないで下さい)。
開いたサイトがこちらです↓
MY TS CUBICの本物のサイトはこちら↓
えぇぇ、全然区別がつかないよ
並べてみても、違いはほとんどわかりません
見比べてみて視覚的な違いは、URLと外部リンクを表すアイコンの有無くらいでした。
偽物のサイトは、ログインボタン以外のリンクは削除されており別のページに飛ぶことはありません。入力したIDとパスワードを盗むためだけのページになっています。
こんなにそっくりだと思わなかった!
サイトの見た目だけで見分けるは難しいのね
そうなんです。見た目ではわからないので、URLを確認する癖をつけてね
銀行に見せかけたフィッシングメールに引っかかったケース
フィッシング詐欺に遭ったAさんは、ある日「あなたのアカウントに不正アクセスが発生しました」という銀行からのメールを受け取りました。メールには「すぐにログインして確認してください」と書かれており、不安になったAさんは、メールに記載されていたリンクをクリックしてログイン画面に進みました。しかし、そこで入力したIDやパスワードがそのまま詐欺師の手に渡り、数日後には口座から不正に引き出される被害に遭ってしまいました。
このケースのポイントは、銀行を装ったフィッシングメールに気づけなかったことです。公式サイトにログインする際は、メールのリンクを使用せず、公式サイトのアプリや検索エンジンからアクセスする習慣をつけることで、こうした被害を防ぐことができます。
SMSでのフィッシングに引っかかったケース
Bさんの例では、SMSによるフィッシング詐欺が利用されました。Bさんは、スマホに「配送の確認を行ってください」といったメッセージが届いた際、荷物が届く予定があったこともあり、リンクをクリックしました。その結果、Bさんは偽の配送会社のサイトに誘導され、個人情報を入力してしまいました。その後、Bさんの情報が詐欺グループに売られ、複数の怪しいメッセージが届くようになりました。
このケースでは、配達状況確認のリンクが正規のものであるかを確認せずにクリックしてしまった点が被害に繋がりました。配送確認が必要な場合でも、メールやSMSのリンクをそのまま使わず、公式サイトからログインすることが大切です。
電話によるボイスフィッシング被害にあったケース
Cさんは「あなたの口座が不正利用されました」という電話を受け、銀行員を名乗る人物から本人確認と称して口座番号や暗証番号を尋ねられました。緊急性を強調される中、信頼できる相手だと思い込んだCさんは情報を伝えてしまい、結果として口座の残高を全額盗まれるという被害に遭いました。
ボイスフィッシングでは、犯人が信頼性のある肩書きを名乗り、被害者の不安を煽って情報を引き出そうとします。このような場合は、まず一度電話を切り、公式な窓口に直接問い合わせるようにしましょう。銀行などが個人情報を電話で尋ねることはありませんので、少しでも不審な電話がかかってきた際は、冷静に対処することが大切です。
フィッシング詐欺対策のための最終チェックリスト
フィッシング詐欺対策の要点
フィッシング詐欺を防ぐためには、日常的にチェックを怠らないことが重要です。以下のポイントを押さえると、フィッシング詐欺の被害を大幅に抑えることができます。
- リンクをクリックする前にURLを確認する(特に銀行や公式サイトのリンクは必ずURLを確認)
- 公式アプリやサイトから直接アクセスし、メールやメッセージ内のリンクは避ける
- 個人情報を要求する連絡は疑い、その場で回答せず公式のサポートに問い合わせる
これらを習慣にすることで、フィッシング詐欺のリスクを減らせます。
最新の詐欺手口を常に学ぶこと
フィッシング詐欺の手口は常に進化しているため、最新の詐欺手口を学び続けることも重要です。
たとえば、ニュースや信頼性の高いセキュリティ情報サイトをチェックし、SNSやSMSを通じて拡散される詐欺のトレンドにも注意を払いましょう。ネットバンキングやECサイト、SNSの利用方法についても、安全に利用する方法を学び続けることが、自己防衛の大きな力となります。
フィッシング被害から家族を守るポイント
自分だけでなく、家族や友人にもフィッシング詐欺の知識を共有し、被害防止を図りましょう。
特にスマホやパソコンに不慣れな家族や高齢の方は被害にあうリスクが高いです。基本的な対策を教えることで、被害の連鎖を防げます。
定期的にフィッシング詐欺に関する情報を家族で共有し、怪しいメッセージや電話が来たときの対処法を確認し合うことで、安心してインターネットを利用できます。
フィッシング詐欺 よくある質問
フィッシング詐欺に遭ったとき、すぐにすべきことは何ですか?
フィッシング詐欺に遭った場合、まずは銀行やクレジットカード会社に連絡し、アカウントの停止や不正利用防止策を依頼しましょう。また、警察やフィッシング詐欺対策協議会にも相談し、再発防止のためのアドバイスを受けるのも有効です。
フィッシングメールの特徴はどう見分ければよいでしょうか?
詐欺メールは、送信元アドレスが公式のものと異なる、本文に不自然な誤字や言い回しが多い、急かす内容が含まれているといった特徴があります。少しでも怪しいと感じたら、公式サイトから直接アクセスするか、サポートに確認してください。
SMSによるフィッシングとメールの違いは?
SMSによるフィッシング(スミッシング)は、短いメッセージで不正サイトに誘導する手口です。メールフィルタが効きにくいこともあり、より見分けにくいため、メッセージ内のリンクはクリックせず、公式アプリで確認することが安全です。
フィッシング詐欺を未然に防ぐ具体策はありますか?
メールやメッセージに含まれるリンクは直接開かず、必ず公式サイトやアプリにアクセスする習慣を持つことが効果的です。また、ウイルス対策ソフトを導入し、フィッシング検知機能を活用するのも有効です。
ウイルス対策ソフトはフィッシング防止に有効ですか?
はい、有効です。ウイルス対策ソフトには、詐欺サイトや不正リンクをリアルタイムでブロックする機能が含まれています。フィッシング対策機能が充実したソフトを導入し、定期的に更新することで、高い防御力を維持できます。
まとめ: フィッシング詐欺にダマされずに安全にインターネットを使おう
フィッシング詐欺の手口は年々巧妙になっており、メールの文面やサイトの見た目のデザインでは区別がつきません。
フィッシング詐欺の被害を防ぐために以下の点に注意しましょう。
- 怪しいリンクはクリックしない
- 公式サイトやアプリから直接アクセスする
- ウイルス対策ソフトを導入して最新の状態に保つ
最新の手口を知り、出来うる限りの対策を取ることで安全にインターネットを使用しましょう。