パソコンを使っていたら、急にGoogleからウイルス警告が表示されたんだよ。
私はスマホで調べ物をしていたときに出て焦ったわ。
それは不安になるわね。
でもGoogleの警告の多くは偽物なのよ。
インターネットを利用していると、突然Googleからのウイルス警告が表示され、不安になる人は多いです。
しかし、警告の多くは偽物であり、悪意ある第三者による詐欺の手口である可能性が高いです。
この記事では、Googleウイルス警告の真偽を見分ける方法や、警告が表示されたときの対処法について詳しく解説します。
偽の警告に騙されることなく、安全にインターネットを利用しましょう。
Googleウイルス警告の基礎知識
Googleからの本物の警告は非常にまれで、多くの場合は偽物です。偽の警告は、ユーザーを不安にさせて不正なソフトウェアをインストールさせたり、個人情報を入力させたりすることが目的です。
本物の警告は通常、ブラウザのウィンドウ内で表示されます。
偽の警告は、ポップアップや新しいタブで突然現れ、大げさな表現を使う傾向があります。Googleウイルス警告は偽物が多いということを知り、慌てずに本物と偽物を見分けましょう。
偽のGoogleウイルス警告が表示される経路と原因
偽物が表示される経路や原因は以下のとおりです。
- 広告ネットワークの悪用
- ウイルスに感染したサイト
- 脆弱なブラウザ
- ユーザーの行動履歴
広告ネットワークが悪用されると、正規のサイトに表示される広告枠に偽の警告が表示されます。
安全なサイトだと思っていても、悪意のあるソフトウェアやコードに感染しているサイトだと、偽の警告が表示されることがあります。
古いブラウザは利用せず、最新のセキュリティアップデートを適用しましょう。ユーザーの行動履歴を利用される場合もあります。過去にアクセスしたサイトの情報を使って、より信憑性の高い偽の警告を作り出すのが特徴です。
本物のGoogleウイルス警告と偽警告の違い
Googleのウイルス警告には本物と偽物があります。偽物は、本物そっくりの警告画面を使い、ユーザーの不安を煽って行動を誘導します。
一般のユーザーには見分けるのが難しいですが、違いを知って被害を防ぎましょう。
安全にインターネットを利用できるように、以下の項目に分けて、本物と偽物の警告の違いを説明します。
- 偽警告の一般的なデザイン
- 偽警告に共通する特徴
- 本物の警告と偽警告を見分ける方法
偽警告の一般的なデザイン
偽のウイルス警告は、本物と見分けるのが難しいくらい精巧に作られています。
本物と見分けるのは困難ですが、いくつかの特徴的なデザインを知っておくと、偽物を見破りやすくなります。
偽の警告は、ユーザーの注意を引くために派手なデザインや色を使うのが特徴です。赤い文字や警告マークなどを使って専門用語を多用し、緊急性を強調します。「あなたのパソコンがウイルスに感染しています」といった不安をあおる文言が表示され、ユーザーを焦らせます。
偽警告に共通する特徴
偽警告には以下のようなに共通する特徴があります。
- 専門用語を多用して本物らしくしている
- 大げさな警告文や脅迫的な表現が使われる
- 緊急性を強調する言葉が使われる
「トロイの木馬」のような専門用語を並べることで、信頼性を高めようとします。
偽警告は次々と新しい画面が開いて出てきたり、時間制限を設けて即座の行動を要求し、ユーザーを追い詰めるのも特徴の1つです。
特徴を覚えておき、偽の警告に騙されないように注意しましょう。
焦らせて判断力を低下させる…最近よく聞く振込詐欺と手口は同じね。
怪しいと感じたら、慌てず落ち着いて内容を確認してください。
偽の警告は、正規のGoogleのドメインを使っていません。URLをよく見ると、Googleとは関係のないアドレスになっているので必ず確認しましょう。
本物の警告と偽警告を見分ける方法
本物のGoogleウイルス警告と偽警告を見分けるポイントは以下のとおりです。
- URLを確認する
- 警告メッセージをよく読む
- 警告の表示方法を確認する
- クリックボタンの有無を確認する
本物の警告はGoogleの正規ドメインから表示されます。URLとブラウザのアドレスバーに、鍵アイコンがあるかも確認してください。警告メッセージの内容に、文法の間違いや不自然な表現がないか確認しましょう。脅迫的な表現や緊急性を煽る文言は、偽警告です。
絶対にカード情報や個人情報の入力はしないでくださいね
本物のGoogleウイルス警告では、個人情報を入力する必要はありません。
警告の表示方法も重要です。ポップアップウィンドウではなく、ページ内に表示されているか確認しましょう。本物の警告は、ページ内に表示されるため、警告画面のデザインにも注目してください。
クリックを促すボタンの有無をチェックしましょう。本物の警告では、特定のボタンをクリックするよう促すことはありません。
ポイントを押さえることで、本物のGoogleウイルス警告と偽警告を見分けられます。不安な場合は、Googleの公式サイトで本物の警告の例を確認しましょう。
偽のGoogleウイルス警告を表示する目的
偽のGoogleウイルス警告は、ユーザーを騙す目的で表示されます。詳細は以下のとおりです。
- フィッシング詐欺をするため
- 悪意のあるソフトウェアをインストールさせるため
- クリック詐欺をするため
- 個人情報を盗むため
フィッシング詐欺をするため
フィッシング詐欺とは、偽サイトに誘導して、個人情報や金融情報を盗む犯罪行為です。
偽サイトに誘導するために表示された偽のGoogleウイルス警告のURLをクリックすると、ログインページやサイト、認証ページが表示されます。
絶対に名前やパスワード、クレジットカード番号などの個人情報を入力しないようにしてください
盗んだ情報は、金銭的被害を与えたり、なりすまし犯罪に悪用されたりします。大量のユーザー情報を収集し、闇サイトで販売される場合もあります。フィッシング詐欺は巧妙化しているため、偽の警告画面に惑わされないよう注意しましょう。不審な画面が表示されたら、すぐに閉じて無視するのが安全です。
悪意のあるソフトウェアをインストールさせるため
攻撃者は、悪意あるソフトウェアをインストールさせ、パソコンに有害なプログラムを忍び込ませようとしています。悪意のあるソフトウェアは、個人情報の窃取やパソコンの遠隔操作、金銭の要求などの被害をもたらす恐れがあり危険です。
偽警告に従ってソフトウェアをダウンロードしてはいけません。知らないうちにパソコンが乗っ取られたり、大切なファイルが暗号化されたりする可能性があります。不審な警告が表示されても、慌てて指示に従わないようにしましょう。
クリック詐欺をするため
クリック詐欺は、広告収入を不正に得るための手法で、違法行為です。
ユーザーを騙して無関係なサイトをクリックさせることで、広告主から報酬を受け取ります。
偽のウイルス警告を表示してクリックを促したり、興味を引く偽の広告を作成してクリックを誘導したりします。ポップアップ広告を大量に表示し、誤ってクリックさせる手法もあり、短時間で多くのクリック数を集められるのが特徴です。クリック詐欺はユーザーにとって迷惑な行為であり、広告主にも損害を与えます。
個人情報を盗むため
悪意のある人々は、あなたの大切な個人情報を盗もうとしています。以下の個人情報が狙われているので注意しましょう。
- 基本情報
- クレジットカード番号
- 銀行口座情報
- パスワード
- ログイン情報
- 社会保障番号
- 運転免許証番号
- メールアドレス
- 連絡先リスト
個人情報を入手するために、偽の警告画面でフォームに情報を入力させられます。不正なソフトウェアをインストールさせる手口もあります。個人情報を盗まれると、なりすまし犯罪や金銭的な被害に遭う可能性があるため、偽の警告に惑わされないよう注意が必要です。
不審なリンクやダウンロードボタンは絶対にクリックしないでください。
Googleウイルス警告が表示された場合の対処法
Googleウイルス警告が表示された場合、落ち着いて対処することが重要です。以下の方法を試してみましょう。
- 画面を無視して閉じる
- セキュリティソフトでスキャンする
- インストールした不正アプリを削除する
画面を無視して閉じる
偽のウイルス警告画面が表示されたら、画面を無視して閉じるのが最も安全な方法です。
ブラウザの右上にある「×」ボタンをクリックして、タブやウィンドウを閉じましょう。
警告メッセージの内容は一切無視します。画面上のリンクやボタンは絶対にクリックしてはいけません。
画面を無視すれば、偽の警告画面による被害を防げます。冷静に行動し、画面を速やかに閉じることが重要です。
セキュリティソフトでスキャンする
セキュリティソフトでスキャンすると、ウイルスや悪意のあるプログラムを見つけて除去できるので、安心してパソコンを使えます。信頼できるセキュリティソフトをインストールしたら、フルスキャンを実行してパソコン全体をチェックします。スキャン結果を確認し、脅威が見つかった場合は対処しましょう。
スキャンが終わったら、リアルタイム保護機能をオンにしておくことで、常に新しい脅威から守れます。定期的なスキャンも大切です。週に1回程度のスケジュールを組んでおくと、継続的に安全を確保できるのでおすすめです。
セキュリティソフトは常に最新の状態に保ちましょう。自動更新を設定しておけば、新しい脅威にも対応できます。
インストールした不正アプリを削除する
不正アプリをインストールしてしまった場合は、個人情報などが盗まれないように削除しましょう。削除することでパソコンのセキュリティを守れます。
コントロールパネルの「プログラムと機能」を開き、不審なアプリケーションを探します。見つかったら、インストールしたアプリを右クリックして「アンインストール」を選択してください。アンインストールウィザードが表示されるので、指示に従いましょう。削除が終わったら、パソコンを再起動します。
しかし、通常の方法で削除できない場合もあります。セーフモードでパソコンを起動し、同じ手順で削除を試みてください。セキュリティソフトでフルスキャンを実行し、ウイルス対策ソフトを使って追加のスキャンを行うのも効果的です。
ブラウザの拡張機能や追加プログラムも確認し、不要なものは削除することで、多くの不正アプリを削除できます。パソコンから不正アプリを取り除き、セキュリティを向上させましょう。
Googleウイルス警告が何度も表示される場合の対処法
Googleウイルス警告が繰り返し表示される場合、以下の対処法を順番に試してください。
- ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする
- ブラウザを再インストールする
- システムの復元ポイントを使用する
ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする
ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアしてください。偽のGoogleウイルス警告が表示されなくなる可能性が高くなります。簡単にできて効果的な方法です。
キャッシュとクッキーのクリアって?
具体的な手順を紹介するわね
Google Chromeの場合の対応は以下のとおりです。
- Ctrl+Shift+Deleteキーを押す
- 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookie と他のサイトデータ」にチェックを入れる
- 「時間の範囲」で「全期間」を選び、「データを削除」をクリックする
Microsoft Edgeの場合は以下の操作をします。
- 「設定」から「プライバシー、検索、サービス」を開く
- 「閲覧データのクリア」をクリックする
- 「キャッシュされたデータと Cookie」にチェックを入れる
- 「今すぐクリア」を選択する
Firefoxの場合の対応は以下のとおりです。
- 「オプション」から「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「Cookie とサイトデータ」の「データを消去」をクリックする
- 「キャッシュ」と「Cookie」にチェックを入れ「消去」を押す
ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアしたら、ブラウザを再起動すれば完了です。
ブラウザを再インストールする
ブラウザを再インストールすることで、問題を解決できる可能性があります。
現在使用しているブラウザを完全にアンインストールします。ブラウザの公式サイトにアクセスし、最新版をダウンロードしましょう。ダウンロードしたインストーラーを実行して、ブラウザを新しくインストールしてください。
インストールしたら、ブラウザを起動して正常に動作するか確認します。必要に応じて、以前のブックマークや設定を復元しましょう。拡張機能を再インストールする場合は、信頼できるものだけを選んでください。不要な拡張機能は、パソコンの動作を遅くしたり、セキュリティ上の問題を引き起こしたりするため注意が必要です。
再インストール後も問題が続く場合は、他の対処法を検討する必要があります。パソコンの専門家に相談することも検討しましょう。
システムの復元ポイントを使用する
システムの復元ポイントを使用すれば、コンピューターを以前の正常な状態に戻せます。Googleウイルス警告が繰り返し表示される問題を解決できる可能性が高くなります。手順は以下のとおりです。
- コントロールパネルから「システムの復元」を選択
- 問題発生前の日付を選択
- 復元ポイントを選択
復元を行う前は、大切なファイルのバックアップは取っておきましょう。システムの復元後は、最新のセキュリティアップデートを適用することも忘れないでください。システムの復元を行っても問題が解決しない場合は、パソコンに詳しい人や専門家に相談しましょう。
Googleウイルス警告からの被害を防ぐための対策
Googleウイルス警告からの被害を防ぐには、日頃から注意深く行動することが大切です。以下の対策を実践することで、被害のリスクを減らせます。
- 怪しいサイトへのアクセスを避ける
- メールやSNS経由の不審なリンクを避ける
- 信頼できるセキュリティソフトを使用する
- 定期的にソフトウェアを更新する
怪しいサイトへのアクセスを避ける
怪しいサイトにアクセスしないことは、インターネットを安全に利用するための重要なポイントです。ウイルスや個人情報の流出などの危険があるので注意しましょう。怪しいサイトは以下の特徴があるため、すぐにブラウザを閉じてください。
- 不自然な広告やポップアップが多い
- URLが長すぎる
- 文字化けしている
- httpsではなくhttpから始まる
- 有名企業や組織を装っている
怪しいサイトを避けるためには、検索結果の上位でも内容を確認してから閲覧してください。アダルトサイトや違法ダウンロードサイトには近づいてはいけません。SNSやメールの見知らぬ人からのリンクも危険です。
公式サイトと思われるURLでも細部まで確認しましょう。安全なインターネット利用のために、信頼できるサイトをブックマークに登録するのもおすすめです。怪しいサイトを避けることで、トラブルを未然に防げます。常に注意を払い、安全なインターネット利用を心がけましょう。
メールやSNS経由の不審なリンクを避ける
メールやSNSで届いた不審なリンクをクリックしてはいけません。フィッシング詐欺やウイルス感染から身を守るための重要な対策です。
不審なリンクをクリックすると、個人情報が盗まれたり、コンピューターがウイルスに感染したりします。金銭被害を受ける危険性もあります。安全に過ごすためには、送信者が知人であっても、内容が不自然な場合はリンクをクリックしないようにしましょう。
URLをよく確認し、正規のドメインかどうかチェックすることが重要です。短縮URLには特に注意が必要です。リンクにカーソルを合わせるとURLが表示されるので、確認してください。メールやSNSで共有されたファイルは安易にダウンロードしないよう気をつけましょう。
不審なリンクを受け取ったら、送信者に直接確認することをおすすめします。公式サイトやアプリから直接アクセスする習慣をつけると、より安全にインターネットを利用できます。
信頼できるセキュリティソフトを使用する
信頼できるセキュリティソフトを使用することも重要です。有名メーカーの製品がおすすめです。無料版よりも有料版は保護機能が充実しているので、有料版を使うようにしましょう。パソコンをさまざまな脅威から守るために、セキュリティソフトは、以下の機能が搭載されているか確認してください。
- リアルタイム保護機能
- ファイアウォール機能
- 自動アップデート機能
- フィッシング対策機能
- スパムメール対策機能
複数のデバイスで利用できるものを選ぶと便利です。スマートフォンやタブレットも同時に守れます。カスタマーサポートが充実していると、分からないことがあったときに相談できるので安心です。セキュリティソフトを導入したら、定期的にウイルススキャンをしましょう。パソコンが常に安全な状態を保てます。
定期的にソフトウェアを更新する
更新プログラムには、新しく見つかった脆弱性への対策や、機能の改善が含まれます。以下の更新作業を行いましょう。
- OSの自動更新機能
- ブラウザの更新
- セキュリティソフトの更新
- アプリケーションの更新
更新作業は手間がかかりますが、定期的に行うことで新たな脅威からパソコンを守れます。更新プログラムの適用後は、更新内容が正しく反映されるように必ずパソコンを再起動してください。不要なソフトウェアを削除すれば、攻撃対象となる可能性を減らせます。定期的な更新作業を習慣づけて、安全にパソコンを使用しましょう。
まとめ
Googleウイルス警告には、偽の警告が多いので注意が必要です。本物と偽物の警告には明確な違いがあります。本物はブラウザ内に直接表示され、シンプルなデザインで具体的な説明があります。
偽物は新しいタブやポップアップで表示され、派手なデザインで曖昧な表現のものが多いです。本物には公式サイトへのリンクがありますが、偽物には不審なリンクがあります。
偽警告の目的は、主に詐欺や個人情報の窃取です。被害に合わないように、警告が表示された場合は、画面を無視して閉じましょう。セキュリティソフトでスキャンすることや不正アプリの削除も効果的です。繰り返し表示される場合は、ブラウザのクリーンアップや再インストールがおすすめです。
被害を防ぐには、不審なサイトやリンクを避け、ソフトウェアを最新にしてください。信頼できるセキュリティソフトの使用も重要な対策の1つです。対策を実践して、安全にインターネットを利用しましょう。
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